ロボット技術をすべての人へ
ロボット技術をすべての人へ
ユニバーサルロボットは、Esben Østergaard、Kasper Støy、Kristian Kassowの3名によって2005年に設立されました。彼らはデンマーク南部大学で出会い、ロボットの大きな可能性に魅了される一方で、既存の産業用ロボットの限界に課題を感じていました。そこから、ロボット業界を変革するという志が生まれました。
イノベーションから生まれたビジョン
彼らが描いたのは、再プログラムが容易で、多様な工程に柔軟に適応できるロボットの姿でした。この構想は、大学で取り組んだ2つの研究プロジェクトに起源があります。いずれも自動化のハードルを下げ、現場で活用しやすいロボットを目指したものでした。
研究から現実へ
1つ目のプロジェクトは「子どもでも30分でプログラムできる玩具ロボットの開発」、2つ目は「デンマークの食品工場における柔軟な自動化ソリューションの実現」がテーマでした。従来の産業用ロボットは、これらの用途には複雑すぎるうえ柔軟性も低く、より現実的な解決策が求められていました。
協働ロボットの誕生
2つのプロジェクトの成果を融合し、ユニバーサルロボットは世界で初めて実用化に成功した協働ロボット(Cobot)を開発しました。直感的なプログラムと高い柔軟性を備えたこの技術は、自動化に新たな道を切り開き、中小企業を含むあらゆる企業にとって自動化へのアクセスを可能にしました。
続くミッション
創業者たちの想いは、今も変わらず当社のミッション「誰もが、どこでも自動化を」へと引き継がれています。
コラボレーションの精神から生まれた企業
ユニバーサルロボットの創業者たちは、初期段階から協働ロボットをプラットフォームとして活用し、他の開発者が新たなソリューションを構築できるオープンなエコシステムを構想していました。彼らは、協業こそが開発者コミュニティやユーザーに最大の価値をもたらすと信じていたのです。
その結果、今では世界中に広がる開発者ネットワークを支えるグローバルチームが活動しており、協働ロボットの進化を加速させています。
数字だけの話ではありません。世界中の工場や倉庫、現場で活躍する10万台の協働ロボットが示すのは、イノベーションと協業が結びついたときの実例です。「誰もが、どこでも自動化を」というミッションが、現実となっています。
デンマーク・オーデンセで開催されたROSConにて、ユニバーサルロボットは次世代ソフトウェア「PolyScope X」とNVIDIA Jetson AGX Orinを搭載した「AI Accelerator」を発表。AI活用型協働ロボットアプリケーションの開発をさらに促進するためのハードウェア・ソフトウェアツールキットです。
MiRとともに、オーデンセ市内に新たな本社を開設。延床面積20,000㎡の施設には両社から約600名の従業員が集まり、部門横断のコラボレーションが進みます。
ミュンヘンのAutomaticaにて、可搬重量20kgの新型協働ロボットUR20を発表。
次世代の性能を追求しつつ、コンパクトな設置面積と操作性の高さを兼ね備えています。1750mmのリーチは、ユーロパレットの高さにも対応。
100カ所目のトレーニングセンター開設
ユニバーサルロボットは、世界23カ国にトレーニングセンターを展開。
新本社建設開始
MiRとの共同プロジェクトとして、世界最大級の協働ロボットおよびAMRの拠点となる新本社の建設に着手。2024年1月の完成を予定。
高可搬のマテリアルハンドリング、マシンテンディング、パッケージングやパレタイジングに対応
次世代協働ロボット「e-Series」をAutomaticaにて発表。より高精度・高速なソリューション開発と導入が可能に。
エンゲルバーガー賞を受賞
共同創業者のEsben Østergaardが、ロボティクス業界の「ノーベル賞」と称されるEngelberger Robotics Award 2018を受賞。協働ロボットという革新技術の功績が認められました。
ロボット活用のリテラシー向上を目的とした無料のeラーニングを提供開始。
開発者、販売代理店、エンドユーザー向けに価値を提供する独自の周辺機器エコシステム「UR+」を発表。
可搬重量3kgのUR3を発表。軽作業やワークベンチでの自動化に最適。
Teradyne Inc.(NASDAQ: TER)が、ユニバーサルロボットを2億8,500万ドルで買収。
可搬重量10kg、リーチ1300mmのUR10を発表。大型の作業対象に対応。米国法人(ニューヨーク)を設立。
6軸のアーム型ロボットUR5を発表。初の製品として、デンマークとドイツで販売開始。
Esben Østergaard、Kasper Støy、Kristian Kassowの3名が、デンマーク南部大学で出会い、ロボット技術を中小企業にも提供することを目指して創業。軽量・簡単に使える協働ロボットの開発をスタート。