業界課題の技能者不足対策にユニバーサルロボットの協働ロボットを導入
ユニバーサルロボット(本社:デンマーク、日本支社:東京都港区、代表:山根 剛、以下「UR」)は、株式会社北上製作所(本社 岩手県北上市)、株式会社タカノ(本社 長野県松本市)、長尾製作所(大分県佐伯市)が、URの協働ロボット(以下「URロボット」)を導入したことを発表します。
溶接は、自動車、産業機械、建築・建設、鉄鋼・非鉄金属等の様々な産業分野を支える重要技術ですが、その担い手となる後継者層 (20代~40代の溶接技能者)は年々減少(※2)しています。
また、溶接作業は、高温・高圧の環境下で行われるため、事故や労働災害のリスクを最小限に抑えるための安全対策や労働環境整備も求められています。このような課題解決のために、溶接工程へのロボット導入ニーズは急速に高まっています。
上記の三社が導入したのは、URロボットを組み込んだ自動化装置を開発・販売するOEMパートナーである (株)ファブエース(本社:神奈川県横浜市)のTIG溶接支援ロボットシステム「Co TIG Welders」(※1)です。同社は溶接工程の自動化・省力化を必要とする全国の精密板金加工企業に対して販売サポートを展開しており、多数の実績を誇ります。
(※1)TIG溶接支援ロボットステム
TIG溶接は、ステンレス、アルミ、鉄等のほとんどの金属溶接において、火花が飛び散らない安全性の高い溶接手法。
TIG溶接支援ロボットステムは、URロボット、安全マットやシグナルライトなどTIG溶接に必要な機器をパッケージ化したシステム。URロボットに搭載された「ダイレクトティーチング」機能により、ロボットを扱った経験のないオペレータでも容易に溶接作業の設定ができるため、ロボットへの教示時間は従来型産業用ロボットに比べ大幅に削減され、少量多品種の生産工程にも展開可能。
(※2)一般社団法人日本溶接協会 統計資料 https://www-it.jwes.or.jp/statistics/index.jsp
北上製作所、株式会社タカノ、長尾製作所のURロボットソリューション導入事例概要については以下の通りです。
【北上製作所 協働ロボット導入で、作業環境改善と作業時間の半減に成功】