ユニバーサルロボット、オークラ輸送機とパートナーシップ契約を締結
~協働ロボットを国内パレタイズ市場へ積極投入~
ユニバーサルロボット(本社:デンマーク、日本支社:東京都港区、代表:山根 剛、以下「UR」)はこのほど、マテハンシステムの総合メーカー、オークラ輸送機(以下「オークラ」)とパートナーシップ契約を締結しました。これを受け、オークラはURの協働ロボット(以下「URロボット」)の20kg可搬モデル「UR20」を組み込んだパレタイジングロボットシステムを、独自のブランドで日本国内のパレタイズ市場に向けて販売開始します。
■パートナーシップ契約締結の背景
URは可搬重量が20㎏の「UR20」や同30kgの「UR30」を2023年に開発し、日本国内の有望市場としてパレタイズ分野に焦点を当て拡販を図ったところ、自力でロボットシステムを構築するのではなくソリューションパッケージを求める潜在顧客層が一定数存在することに気づきました。そこで、周辺機器をまとめるシステムインテグレーション力、多様なワークに対応できるロボットハンド技術力、アフターサービス力、そして顧客の多さなどさまざまな面で第一人者であるオークラを、新たな販売パートナーとして希望していました。
一方オークラは、重量ワークの高速積み付けに適した高可搬(100㎏~350㎏タイプまで)産業用ロボットを活用したパレタイジング用ロボットが多くの工場や倉庫に採用されているものの、人手不足を背景に軽量物のパレタイズを手軽に自動化したいという需要が拡大。この需要に対応すべく高品質、信頼性、革新性などにより協働ロボット市場で圧倒的な評価を得ているURロボットを組み込んだパレタイジング用ロボットのラインナップ化を検討していました。
このような両社の思いが一致し、今回のパートナーシップ契約の締結に至ったものです。
■新しいパレタイジング用協働ロボットシステム
オークラが販売を開始するパレタイジングロボットシステム「EasyPAL(イージーパル)」には、可搬重量20kgのURロボット「UR20」が組み込まれています。